夢のかけら

ぽんとの生活も4年目、気がつけば3年が過ぎていたという感覚で

この3年、ただただ平凡に毎日を過ごしてきただけ・・・

家計は自転車操業で決して楽ではなくて、正直辛かったりする

給料日を迎えると　今月も無事にやりくりできたな・・・とほっとする

今の自分の生活の中心は　うさぎさんたち

ぽん、ナナ、あずきが病気、けがをすることなく
清潔で健康な生活を送っていければ　
自分の食費、生活費は二の次でいい・・・　

そう、今はそれで十分だ

 

 

 

 

 

 

自分って　こんな人間だったかな・・・と

ぽんと　テラスの陽だまりを散歩しながら　思う

 

○●○●○●

 

ぽんと出会わなければ　相も変わらず仕事だけの生活を

続けていたのだろうな

 

それはそれで充実していたのかもしれない

増え続ける責任と負担に負けるものかと

奥歯を噛んでの消耗戦

 

もう少し頑張れば　もうちょっとで　

もしかすると　とうに失ってしまったあの頃の

自分やあのころの夢を取り戻せるかもしれない

いつ終わるとも知れない過酷なレースに自分を無理に駆り立てていた

 

 

 

 

 

 

ぽんを迎え入れて　なんだろう　何がきっかけだったのかは

正確には覚えていないのだけど　自分の心のなかで

自分をきつく縛っていた結び目が少しづつ緩んでいった

 

何を求めているの、そうまでする必要はある

自分がみえているのかな

 

ぽんとの生活が始まって　自分が盲目だったことに気がついた

 

 

 

 

あの時　正しい選択をしていれば・・・

あの頃に戻ってやりなおしたい・・・

あのころ描いていた目標をやり遂げたい・・・

と自分を責めることがなくなった

 

ぽんとの生活、それが今の自分にとって一番に大切なこと

 

自分の過去の選択は間違っていなかったのさ

だってさ、ぽんと出会いうことがなかったんだぜ

 

今、ぽんとこうして毎日楽しく生活できているじゃないか、

そうさ、間違ってなんかなかったのさ

 

 

 

 

 

今日は天気が良いね、ぽん

誰と会うわけでもないし　出かける予定もないから

のんびり　日向ぼっこしようよ

せっかくの陽気だからもったいないよ

 

今はこんな生活で十分だ

肩肘を張る必要もないし　無理に背伸びをする必要もない

今は小さな夢のかけらを心に残して生きていければ

それでいい。

 

なあ、ぽん、そうだよな