2016年3月8日火曜日

Like us - ナイーブなうさぎたち -

 
 
 
 
 
 
 
 
 
あずきと 夕方の部屋んぽ
リビングで追いかけっこして 走り回ったり、
抱きあげて撫で回したり 
 
 
たっぷりと1時間一緒に過ごして
あずきは おやつタイムで、ケージにBack 
 
 
 
 
 
 
 
今度はうさんぽの後始末
ぽんの部屋はとなりの寝室だけど、
この部屋も 自分の縄張り 
 
 
 
あずきが過ごした痕跡を消して
ぽんが快適に過ごせるいつもの環境へとBack
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あずきのマーキングを
念入りにふき取って 
仕上げに濃い目のコーヒーで匂い消し

あずきの落とした糞も拾ってと…
 
 
おもちゃもぽんのお気に入りと入れ替えて…
これでOK。
 
 
今度は飼い主、
からだに付いたあずきの匂いを
石鹸で入念に洗い流して…
こちらもOK
 
最後に ご機嫌取りのおやつを準備して
これでOK。
 
 
 

いつもとおんなじ手順、繰り返しだから慣れたもの・・・・  
 
「さあ ぽん、おいで」と呼び掛けながら
ぽんのいる寝室のドアを 開けた。
 
 
 
 
 
 

 
 
 
部屋から飛び出してきたぽんは 
おやつには目もくれず 

飼い主の人差し指をひと噛み  
裸足の指をめがけて飛び掛ってこようとする 。
 
 今日に限って どうしたのだろう。
 
この行動は、あずきの匂いを嗅ぎつけた 「あとで」見せる行動
ドアを開けてすぐに見せる行動ではない
 
 
 
 
 
 
 
  
 
ぽんは怒っている
何に対して怒ったのだろう
 
 
 
 
そういえば、あずきの部屋んぽのあいだ
 ドアのガラス窓の向こうから
じっとこちらの様子を 見ていた 
 
 
 
  あずきが立てる足音、前足でおもちゃをカキカキして立てる音、
そして飼い主が あずきの関心を惹くためにかけることば
「おいで・・・」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そうか、「匂い」じゃないな 「音」なのか
 
あずきの立てる音、そこに被さってくる飼い主の声
それらが
ぽんを悩ませていたに違いない
 
  
そうだな・・・
  何気にあずきに呼びかけた「おいで」・・・
 ぽん、ナナが最初に覚えた言葉だ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この言葉は
飼い主のもとにやってくれば
優しく撫でてもらえるし 
大好きなご飯やおやつが貰える合図だ
 
うちのうさぎさんたちにとっては うれしいことを期待させる呪文だ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ぽん、お前は・・・
 
この言葉をこちら側でどんな気持ちで聞いていたのだろ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
大好きな言葉が何度も聞こえてきたのに
飼い主はドアの向こうで あずきと一緒
 
一向にこちらに来る気配がない、
ずっと期待して待っているのに
 

 
ひとりぽっちにされたと思って 寂しかったのか ぽん
 お前を裏切ってしまったな
 
おやつなんかで ごまかされないくらい
傷つけてしまったんだな
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ウサギは傷つきやすいと どこかで読んだ記憶がある
寂しいと死んでしまうとよく言われていたけど。。。
 
なるほどと思うよ
 
そう、うさぎは 僕らの思う以上に 飼い主想い
 
そして、
傷つきやすくて 繊細なハートの持ち主

 
 だから 誰よりもいちばんに 自分のことを
可愛がって欲しいんだよな
甘えたいんだよな
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 なあ、ぽん そうだろ・・・
ごめんよ、 


ひとしきりリビングを
見回って

ぽんが 寝室に戻ってきた
僕のそばに寝そべっている

そっと頭を撫でてやる…
 
 


















 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿