2016年3月25日金曜日

わが家の重病顛末記 ぽんの場合

 
 
 
 
 
ぽん、確かにね、
今日のことは 飼い主にも否はあるよ、
それは素直に認めるよ
 
もっと しっかり調べれば 
わざわざ病院に行く必要はなかったさ、
確かにね
 
でも お前さ、この間も耳にケガしたろ、
あの時は 早く病院にいったから すぐに治ったろ
先生もそう言ってたよな
 
 
今回も おんなじだよ
あの時のことが頭にあったんだよ
 
 
 
だからさ、機嫌なおせよな、ぽん
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 この週末 かい君の「重篤な」症例と同じくらい
飼い主が気がかりなことが・・・
 
 
ぽんの耳の異常に気がついたのは
金曜日の夜、夕食のあと
 
おやつの催促にやってきた ぽんの耳を
撫でているときだった
 
 
 
 
 
 
 
あれ、これなんだろ
 
ぽんの右耳の内側 赤い発疹が3つ
 
いつからだろう、いつこんなに発疹ができたんだ
 
 
かい君が 肝臓疾患か・・・と、ただでさえ打ちのめされているところ
今度は ぽん なのか・・・
 
 
ああ、神様、わたし 何かしでかしたのでしょうか?
すみません、これ以上 耐えられないです・・・
許してください、お願いです
 
まさに そんな気持ち だった
 
 
 
 
 
 
 
そう言えば ぽんがしきりに耳を気にしていたな
これが原因だったのか・・・・
 
 
 
ネットで ウサギの発疹を調べてみた
 
 
 
 
 
 
 
 
 
知恵袋、ブログ、獣医のホームページを読み漁る
 
さすがに連日となると 精神的に きつい
落ち着いて読む気にもならない
 
行きついたのは
 ウサギキュウセンヒゼンダニ ??
まさか、ダニ
 
ダニだなんて、やっかいなやつじゃないか
 
 
ぽん、そうだとしたら 俺の責任だよ
そうだとしても 絶対に治してやるから 安心しな、な、ぽん
 
 
●○●○●○
 
 
 
そう言ってみたところで・・・
 
ただでさえ かい君のことが
重く のしかかっている中、追い打ちをかけるように 
今度はぽん なんて
 
 
不安が どんどんどんどん 独り歩き
ますます膨らんで・・・
 
心が壊れてしまいそうだ
 
 
 
 
 
 
 
日曜日の朝 
 
かい君を連れだす用意をしながらも
ぽんのことが心配で たまらない
 
何度も 耳を調べてしまう
昨日の夜から 悪化はしていないようだ。
大きさも色も変わらない
 
少しだけ 安心
 
耳を掻こうとする ぽんを そっと たしなめる
 
が、不在のあいだ、どうしても 掻いてしまうのだろうから
今、たしなめても 意味ないか
 
 
 
 
 
 
小鳥の病院から帰宅、遅い朝食をとりながら
ぽんのかかりつけのドクターのホームページを調べる
 
今日は診療日だ、午後一番に行くことに決めた
 
 
●○●○●○
 
 
そして 衝撃の結末が待っていた
 
いやいや 今度も笑撃の結末が・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
診察台のうえ、怖がるぽんをなだめながら
先生の診察を受ける。
 
ダニでしょうか・・・
 
 
 
先生が取りだしたのは 湿ったガーゼ
耳の内側を拭きはじめた
 
ぽんの赤い発疹が みるみる消えていく・・・
 
ええと、これは・・・
 
 
 
 
犯人は このうさぎか!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ぽん、確かにね、
今日のことは 飼い主にも否はあるよ、
 
だけどさ、まさか あんなものが耳についているなんて
普通は思いつきもしないぜ
 
それにさ、俺が お前の耳を拭くなんて 考えつくわけないだろ
 
 
 
 
 
 
 
 
怖い思いさせたことは 謝るからさ
さあ、機嫌なおして 早く でておいで
 
 
テラスで散歩しようぜ、 ぽん
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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